構造的寛解の指標となるmTSS進行抑制効果からみた関節リウマチ診療とジセレカ投与の意義※
※ジセレカの効能又は効果(抜粋) 〇既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
関節破壊の進行を抑制し、身体機能の低下を予防するためには、早期に適切な治療を導入する必要があります。
本動画では、構造的寛解の指標となる改変版総シャープスコア(mTSS)と身体機能の関連、治療早期よりmTSSの進行を抑えることの意義及びmTSSを含むジセレカの臨床試験データについて、獨協医科大学 リウマチ・膠原病内科 主任教授 池田 啓 先生にご解説いただいております。
こちらは、罹病期間6ヵ月から20年の関節リウマチ患者を対象とした臨床試験のデータベースを用いて、身体機能障害を反映するHAQ-DIスコアと関節破壊進行の関係を解析した研究データです1)。患者さんの身体機能の低下を防ぐためには、関節破壊を反映するmTSSの上昇を防ぐことが重要といえます。
1)van der HeijdeDM, et al. Ann Rheum Dis. 67(9):1267‒1270, 2008(Figure 3)を基に作成
- 演者
- 獨協医科大学
リウマチ・膠原病内科 主任教授
池田 啓 先生
目次
- mTSSの算出方法【00:39】
- mTSSとHAQスコアの関係性【01:36】
- 早期からの併用療法または単剤療法による関節破壊進行の抑制(mTSSのベースラインからの変化量)【02:32】
- FINCH1試験:試験概要【03:56】
- FINCH1試験:患者背景【05:33】
- FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【05:43】
- FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【06:49】
- FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)(追加された評価項目)【07:13】
- FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)(追加された評価項目)【08:05】
- FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量の累積確率分布(追加された評価項目)【08:36】
- FINCH1試験:投与52週時の構造的寛解を達成した患者の割合(副次評価項目)【08:50】
- FINCH1試験:全体集団におけるACRコンポーネントのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【09:23】
- FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【10:00】