ジセレカの関節リウマチ患者における疼痛評価に与える影響と臨床的寛解達成※についての検討
※ジセレカの効能又は効果(抜粋) 〇既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
痛みの原因は様々であり、古典的なメディエーターだけでなく、IL-6などのサイトカインも炎症メディエーターとして作用し、侵害受容器の閾値に影響を与え疼痛を引き起こします1)。
本動画では、ジセレカの関節リウマチ患者における疼痛評価に与える影響と臨床的寛解達成について、聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授 川畑 仁人 先生にご解説いただいております。
1) McWilliams DF, et al. Clin Exp Rheumatol. 35(Suppl 107(5)):94-101, 2017
関節リウマチの患者さんが治療に一番期待していることとしては、関節破壊の進行抑制が最も多く、次に痛みや腫れの消失が期待されていました。また、日常生活が送りやすくなること、社会生活が健康な人と同じように送れることを期待している患者さんもおられます1)。
1)公益社団法人日本リウマチ友の会編『2020年リウマチ白書』リウマチ患者の実態<総合編>,2020,p.25(図-28)を基に作成
- 演者
- 聖マリアンナ医科大学
リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授
川畑 仁人 先生
目次
- 関節リウマチ患者さんが治療に一番期待すること【00:21】
- 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂(日本リウマチ学会)【00:43】
- 関節リウマチの痛みを伝達するサイトカイン【01:03】
- FINCH1試験:試験概要【02:30】
- FINCH1試験:患者背景【04:06】
- FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【04:16】
- FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【05:22】
- FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)(追加された評価項目)【05:46】
- FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)(追加された評価項目)【06:38】
- FINCH1試験:全体集団におけるACRコンポーネントのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【07:09】
- FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【07:46】