関節リウマチにおいて、IL-6は破骨細胞を活性化し、骨破壊・軟骨破壊を引き起こす炎症性サイトカインの1つとして重要です1)
一方、IFNγは、破骨細胞の分化を抑制する作用を有しており、骨破壊に抑制的に働くと考えられています1)。本動画では、関節リウマチにおける関節破壊の病態とジセレカの臨床的意義について、聖マリアンナ医科大学 リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授 川畑 仁人 先生にご解説いただいております。

1) Tateiwa D, et al. Cells 8(8): 818-848, 2019(Figure 2)を基に作成

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T細胞、滑膜線維芽細胞、TNFα・IL-1・IL-6・IL-17・マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)などの炎症性サイトカインは、破骨細胞の分化や活性化に関与し骨破壊を引き起こします。特にIL-6は非常に重要だと考えられており、軟骨破壊の促進にも関与しています1)
一方、IFNγは、破骨細胞の分化を抑制する作用を有しており、骨破壊に抑制的に働くと考えられています1)

1)Tateiwa D, et al. Cells 8(8): 818-848, 2019(Figure 2)を基に作成

ondemand_video動画[21分20秒]
演者
聖マリアンナ医科大学
リウマチ・膠原病・アレルギー内科 教授
川畑 仁人 先生

目次

  • 関節リウマチの病態及び軟骨と骨の破壊のメカニズム【00:19】
  • 臨床用量におけるフィルゴチニブのサイトカイン阻害の概略(in vitro)【01:19】
  • DARWIN 1におけるMMP3のベースラインからの変化率(海外データ)【02:35】
  • DARWIN 2におけるMMP3のベースラインからの変化率(海外データ)【03:14】
  • FINCH1試験:試験概要【03:47】
  • FINCH1試験:患者背景【05:22】
  • FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【05:32】
  • FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)(追加された評価項目)【06:39】
  • FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)(追加された評価項目)【07:31】
  • FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【08:03】
  • FINCH3試験:試験概要【12:58】
  • FINCH3試験:患者背景【14:17】
  • FINCH3試験:投与24週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【14:26】
  • FINCH3試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【15:12】
  • FINCH3試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)【15:59】
  • FINCH3試験:投与52週時までの安全性【16:30】