ジセレカによる臨床的寛解達成と関節破壊の進行抑制の検討※
※ジセレカの効能又は効果(抜粋) 〇既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)
関節リウマチの主要な治療ゴールは、患者の長期的QOLを最大限まで改善することであり1)、最も重要なのは炎症を取り除くことであるため、まず臨床的寛解を達成することが関節リウマチの治療目標となります2,3)。
本動画では、ジセレカによる臨床的寛解達成と関節破壊の進行抑制について、埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授 竹内 勤 先生にご解説いただいております。
1)Smolen JS, et al. Ann Rheum Dis. 75(1): 3-15, 2016
2)日本リウマチ学会編 関節リウマチ診療ガイドライン2024 改訂 診断と治療社: p.17, 2024
3)Smolen JS, et al. Ann Rheum Dis. 79(6): 685-699, 2020
早期関節リウマチ患者625例の検討において、治療開始1年時点でSDAI寛解、CDAI寛解を達成した患者では、低疾患活動性を達成した患者と比べ、治療開始3年時のmTSSのベースラインからの変化量が有意に小さかったことが報告されています(海外データ)1)。
1)Ruyssen-Witrand A, et al. Ann Rheum Dis. 74: 1676‒1683, 2015
- 演者
- 埼玉医科大学 学長
慶應義塾大学 名誉教授
竹内 勤 先生
目次
- 関節リウマチの主要な治療ゴール【00:06】
- 治療開始1年時で寛解及び低疾患活動性を達成した早期関節リウマチ患者における3年時の関節破壊進行(海外データ)【00:38】
- ACR/EULAR寛解基準【02:06】
- FINCH1試験:試験概要【03:24】
- FINCH1試験:患者背景【04:59】
- FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【05:09】
- FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【06:16】
- FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)(追加された評価項目)【06:39】
- FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)(追加された評価項目)【07:31】
- FINCH1試験:投与12週時、24週時、52週時のDAS28(CRP)<2.6 達成率(副次評価項目)【08:03】
- FINCH1試験:投与12週時、24週時、52週時のSDAI≦3.3 達成率(追加された評価項目)【08:50】
- FINCH1試験:投与12週時、24週時、52週時のCDAI≦2.8 達成率(追加された評価項目)【09:02】
- FINCH1試験:投与12週時、24週時、52週時のBoolean基準による寛解達成率(追加された評価項目)【09:14】
- FINCH1試験:全体集団におけるACRコンポーネントのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【09:26】
- FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【10:02】